木村秋則さんの「リンゴが教えてくれたこと」を読みました。
ここ数年、毎朝、「リンゴ人参ジュース」を作り続けている私は、
「リンゴから何が学べるのかしら?」と思いながら、本を手に取りました。
読み進むほどに、幼い頃の風景が蘇ってきます。
可憐なピンク色のれんげそうで覆われてた早春の田んぼ、
田んぼの際に植わっていた大豆、
れんげそうも大豆もマメ科の植物です。
マメ科の植物は天然の窒素肥料製造機、自然が創造した「超すぐれもの」なのです。
高温高圧で造る化学肥料とはちょっと違います。
ミミズもそうです。
丸々と太った長いミミズはどこにでもいました。
ミミズは落ち葉と土を食べ、多くの有機物を含んだ糞を出します。
ミミズが土の中に掘る穴は、土の中のトンネル、空気の通り道です。
リンゴは教えてくれました。
忘れていた「土を作る」という言葉が蘇ってきました。
木村さんはリンゴ以上に多くのことを教えてくれています。
木村さんの農業に、奥の深い真理を感じました。
是非、ご一読下さい。
ミミズについて:
http://blog.goo.ne.jp/thinking-eco/e/93e6ef743fa1313655cd0ac9405adf3a
リンゴが教えてくれたこと (日経プレミアシリーズ 46)
木村 秋則
日本経済新聞出版社