巣には女王バチも蛹も残っている
しかし、働きバチがほとんど残っていない
そして、その死骸は見つからない
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謎の多いこの現象、
それだけに原因が明らかになることを待っていましたら、
さる4月29日、英仏の研究チームが、市販の殺虫剤がミツバチやマルハナバチに甚大な被害を与えている可能性があるとの研究結果を科学誌サイエンスに掲載しました。
2012年、殺虫剤の中で、ネオニコチノイド系農薬が直接的原因だという証拠が揃ったそうです。
巣にもどれなくなったのは、成虫の脳を直撃するネオニコチノイドにより方向感覚、帰巣本能がおかしくなる他に、汚染された花粉や蜜を食べた幼虫の脳の本能行動が正常に発達しないからだとか。
もっと怖いのは、ネオニコチノイド系の農薬は水溶性で植物の中に入り込んでいるため洗っても落ちないこと。
勿論、ミツバチの異常現象は農薬とは関係ないという意見もありますが、子どもたちを守るためにも、ミツバチを守るためにも、関心を持ち続けたいですね。