このたび、好敵環境水育ちの海を知らないふぐが、
「おかやま理大フグ」として、岡山市中央卸売市場で初出荷され、
天然物の旬である冬場の価格と変わらない1キロ4000円の値が付いたそうです。
この日を首を長くして待っていました。
おめでとうございます。
好敵環境水の本格的研究は、場所を選ばない養殖をめざし、2005年から開始されました。
この不思議な水「好敵環境水」は、真水に魔法の粉を入れるとできるそうで、
魔法の粉には、天然海水に含まれる60種類以上の成分を吟味し、選りすぐりの成分だけを入れてあるそうです。
不必要な成分は減らし、必要な成分だけを強化するという、足し算ではなく引き算の発想は、大手メーカーでの開発研究経験をお持ちの山本先生ならではのことなのでしょうね。
好適環境水で飼育した魚は、
エサを100%管理できるため、天然魚で問題となる水銀もほぼゼロ。
代謝が良いので、海水養殖より成長が速い。
抗生物質やワクチンのリスクも皆無とか。
以前、養殖フグで問題になったホルマリンの問題も軽々クリアですね。
魚好きの日本人にとって「好適環境水育ちの海を知らないふぐ」は、画期的なこと。
海洋汚染や乱獲が問題になっている今、日本の漁業に明るい陽が差してきたようです。
魚好きの一人として、これからがますます楽しみです。