2008年4月1日火曜日

漁業のサステナビリティ

マグロの漁獲枠の削減、カニの密漁と輸出制限…  水産物の資源問題に関わるニュースを耳にする機会が多くなってきました。イギリスでは白身魚が捕れなくなって、フィッシュ・アンド・チップスが一時お店で出せなくなったり、食品会社自体が原料調達を危惧する事態もあったそうです。

漁業資源の枯渇が深刻な問題となっている今、漁業のサステナビリティ、持続可能な漁業の推進が急がれています。

海洋管理協議会(Marine Stewardship Council: MSC)は、責任ある漁業を推奨するために、WWFとユニリーバが1997年に立ち上げた組織です。1999年に非営利団体として独立し、MSC認証制度を発足させました。本部はイギリスのロンドンにあります。

MSC認証は、持続可能で適切に管理され、環境に配慮した漁業を認証する制度です。「持続可能な漁業のための原則と基準」に基づき、海洋管理協議会が認めた第三者の認証機関が漁業を認証し、その水産物にはMSCの認証マークが与えられます。 

海のエコラベル「MSC認証マーク」のついた水産物をご覧になったことはありますか?

WWFジャパン MSCについてhttp://www.wwf.or.jp/activity/marine/sus-use/msc/index.htm