常に最先端の技術を取り込み、時速300km前後でタイムを競う、自動車レースの最高峰「F1」レース、ご覧になったことはありますか?
1チームで数百人から数千人のスタッフが働き、数億人の人がテレビなどで視聴している「F1」レースの研究開発には何十億円というお金が注ぎこまれているそうです。
この「F1」に、2009年から段階的に、省エネ技術が導入されることになりました。「KERS」(Kinetic Energy System)と言われる、運動エネルギーの回収システムです。ブレーキング時の運動エネルギーを物理的に一時保存し、加速時などに再利用するそうです。
ブレーキング時の運動エネルギーを使って加速するということは、それだけ使う燃料も少なくなるのでしょうね。ひとつの車の中でエネルギーを循環できるのは素晴らしいことですね。一般の車にも応用されるときが待ち遠しいですね。
「F1」レースは世界十数か国を転戦しています。先日の27日(日)にはスペインでレースが行われ、中嶋選手が7位に入りました。10月には富士スピードウェイで行われる予定です。