ワシントン条約の正式名称は、少し長いのですが、正式には「絶滅の恐れのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」と言います。1973年、ワシントンで採択されたことから通称「ワシントン条約」と呼ばれています。
この条約は、国際取引によって生存を脅かされていたり、絶滅してしまう恐れのある野生動植物を保護することを目的としており、「附属書」と呼ばれる規制の対象となる動植物のリストが付いています。2005年2月現在の締約国数は167カ国。日本は1980年、中国は1981年に加盟しました。
ワシントン条約で「今すでに絶滅する危険性がある生き物」 に指定されているパンダ、日本は日中国交正常化を記念して1972年に「ランラン」「カンカン」の寄贈を受けました。昨今、中国はパンダを無償で贈らず、共同繁殖の研究目的で貸し出し、野生動物保護事業への支援金名目で対価を受け取っているようです。
2007年11月現在、世界で飼育中のパンダ242頭のうち、当時生きていたリンリンも含め、中国以外の国が所有するパンダは、わずか5頭でした。
こちらのHPのご覧ください:
http://www.thinking-eco.net/index.htm