アジェンダ21は、「21世紀の予定表」という意味で、1992年にリオデジャネイロで開催された地球サミットで採択された、持続可能な開発ための具体的な行動計画のことです。
第1部「社会的/経済的側面」、第2部「開発資源の保全と管理」、第3部「NGO、地方政府など主たるグループの役割の強化」、第4部「財源/技術などの実施手段」の4部から構成されています。
そこでは、バイオテクノロジーやエネルギー、大気、森林、砂漠、生物多様性、海洋など分野ごとのプログラムのほか、実施のための資金協力などの制度のあり方を138項目にわたって規程しています。
実施に関する国別の行動計画をナショナルアジェンダ、地方レベルの計画をローカルアジェンダとして取り組みが進んでいます。1993年に神奈川県で「アジェンダ21かながわ」が策定されたのを始め、市区町村でも、翌年に東京都板橋区が「アジェンダ21いたばし」を策定するなど、地方公共団体による地域に根ざした取り組みが進みつつあります。