2008年1月30日水曜日

グリーンアーキテクチャー

グリーンアーキテクチャー(環境にやさしい建築)が今注目されています。デザイン、建設、管理方法を変えることによって水・土地・エネルギーを節約する「持続可能な」建築、グリーンアーキテクチャーは、まさに新しい分野となっています。

ひとつ紹介しましょう。
2004年、フォスターとそのパートナーによって設計された、ロンドンにそびえるスイス・レ・タワーです。タワーの姿がガーキンピクルス(小さなキュウリのピクルス)の怪物のように見えることから、親しみをこめて“ガーキン”と呼ばれています。
高さが180メートルあり、先が細くなったガラス張りのタワーは、地上1階にレストラン、ショップ、カフェが並ぶショッピングセンターの上にそびえ立っています。同じ大きさの従来のビルにくらべて、このタワーは半分のエネルギーしか使わないそうです。上に向かってらせん状に広がる外壁は、40階の各フロアに新鮮な空気と自然光を送り、外部にある天候センサーが、気温、風速、日光の強さをチェックして、必要に応じてブラインドを閉めたり、窓パネルを開けたりするということです。

日本では、グリーンアーキテクチャーとして、壁面や屋上の緑化が盛んに取り組まれています。