2011年8月31日水曜日

カニパネル カエルパネル

カニパネル? カエルパネル?
はてさて、何のことやら・・・

これらのパネル、岸壁や排水路で見かけるカニやカエルのことを慮って考えられたコンクリートの事なのです。

コンクリートというと、どうしても環境によくないイメージがありますね。

コンクリートの表面は白くてつるつるしていてまぶしいですし、お日様が当たると表面が熱くなって、干からびてしましそう・・・。
おまけに紫外線も強そうです。

そこで考えられたカニパネル、表面の色を濃くし、ざらざらをつけて、石垣のような隙間をつけました。
実際に、カニパネルを使った護岸にはカニが来るようになったそうです。

カエルパネルは、土と同じように水分が蒸発したり毛管作用がある生物共生コンクリート「ウェットコンクリート」でできています。
コンクリートに麻の刻みかすなど植物繊維を混ぜることによって透水性や保水性を持たせているそうで、排水路のU字溝などで使われています。

緑化コンクリートもそうですが、コンクリートも環境配慮型に進化しているのですね。