2011年7月20日水曜日

うなぎ~土用の丑~

明日は「土用の丑(うし)」の日。
食品売り場へ行くと、「土用の丑」と書かれた札が下がり、その下には大小さまざまの「うなぎのかば焼き」が並んでいますね。

そもそも、土用というのは、立春、立夏、立秋、立冬前の各18日のこと。
「夏の土用」は立秋前の18日間で、このうち十二支の「丑」に当たる日が「土用の丑」の日というわけです。
今年の「夏の土用の丑」の日は7月21日と8月2日です。

昔から、夏の土用の時期は、暑さが厳しく夏バテしやすいですから、「土用蜆(しじみ)」、「土用餅」と言われるように、「精の付くもの」を食べる習慣がありました。
そして、「うなぎ」は奈良時代頃から「精の付くもの」として有名だったそうです。

しかし、この暑い夏の土用の時期「うなぎ」はなかなか売れません。
困ったうなぎ屋さんから相談を受けた幕末の天才学者平賀源内が、『丑の日に「うのつくもの」を食べると病気にならない』と言われていたことから、「本日、土用丑の日」と書いた張り紙を張り出したところ、たいへん繁盛したそうで、それ以来、「夏バテ防止のために土用の丑の日にうなぎを食べる」という風習ができたそうです。

明日7月21日は「土用の丑」の日。
節電疲れの夏、うなぎはいかがですか・・・