2008年2月23日土曜日

永久凍土

地球温暖化問題でクローズアップされている「永久凍土」、学校で習ったことがありましたね。

永久凍土というのは、夏でも地中の温度が0℃以上にならずに、地中の水が凍ったまま残る状態のことを言います。アラスカ、シベリア、カナダなどに広がっていますが、シベリアのヤクーツクでは永久凍土の厚さが500mにも達しているそうです。

その面積は、地球の陸地の14%を占めると言われています。森林の面積は陸地のおよそ30%ですから、世界の永久凍土地帯の面積は、世界の森林面積の半分くらいということになりますね。そう考えるとかなり広い面積ですね。

また、永久凍土の存在する地域の降水量は、砂漠なみに少ないそうです。夏には地表近く氷が融け、湿原ができたり、植物が生育し、草原ができたり、カラマツの疎林ができている地域もあります。そして、永久凍土の中には、死んだ植物が分解される時に作られたメタンが大量に蓄積されているのです。

今、地球温暖化によって、永久凍土が融け始めています。そしてこの永久凍土の融解が、更なる世界的な温暖化を引き起こすと考えられているのです。