2008年7月9日水曜日

低公害車

洞爺湖サミットでは、トヨタ自動車など各社が、低公害車を合わせて約200台提供しているそうです。

低公害車には、燃料電池車、電気自動車、ハイブリッド車、天然ガス車などありますが、それぞれに、一長一短ありそうです。

燃料電池車は、水素と酸素の反応で生じる電気が動力源になっています。走行中は水しか排出しないのですが、電池の材料に白金を使用するため価格が高く、ガソリンスタンドのように水素を供給する施設の整備が必要です。水素はメタンガスから作り出すそうです。そのメタンガスは都市ガスやLPガスに含まれるメタンガス、バイオガスから発生するメタンガスからも取り出すことができるようですが、CO2を排出の課題は残りますね。

電気自動車は、バッテリーに蓄えた電気が動力源になっています。CO2などの排出ガスは一切なく、ガソリン車などに比べ、走行時の騒音が少ないそうです。ただ、走行距離が短いこと、充電にも時間がかかること、基になる電気を発生するためにCO2を発生する可能性があるなどの課題もあります。

天然ガス車の動力源は文字通り天然ガスです。天然ガスは石油と違って世界各地に埋蔵しています。ガソリンは使いませんが、燃料電池と比べると環境によくないそうです。

ハイブリッド車は、ガソリンエンジンとモーターを併用しています。燃費がよく最も普及しています。当初はバスやトラックなどが多かったのですが、一般乗用車で増加しています。トヨタ自動車のプリウスがその代表ですね。課題としては、ガソリンを使うため環境に悪影響があることや、一台をつくるのに、通常の車より20%程度多くCO2を排出する(日本自動車工業会)などがあげられます。

地球温暖化問題、ガソリン価格高騰などを考えると、これからはどのような車が良いのでしょうね。価格や性能を継続的に勉強していきたいですね。