2008年7月21日月曜日

森林はCO2を吸収しています

IPCC第4次評価報告書によりますと、大気中の炭素量は7600億トンで、毎年34億トンずつ増加しているそうです。そんな中、植林等によって吸収される炭素量は年間14億トンだそうです。

森林を構成している一本一本の樹木は、大気中の二酸化炭素を吸収して光合成を行い、炭素を有機物として幹や枝などに蓄え成長しています。


樹木が吸収し蓄積する二酸化炭素量は一本一本みんな違っていますが、CO2排出量と森林(スギ人工林)のCO2吸収量を身近なもので考えてみました。目安にしていただければと思います。

1世帯から1年間に排出されるCO2の量は6500kg、スギ人工林0.8ha(スギ460本)の年間吸収量と同じくらいだそうです。100m×80mの土地にスギを460本植えた時の吸収量と同じくらいですね。

人間1人が呼吸により排出するCO2は年間320kgで、スギ23本の年間吸収量と同じくらいです。

自家用車用乗用車1台から排出されるCO2は年間2300kg、スギ160本の年間吸収量と同じくらいです。

地球温暖化の防止には、温室効果ガス、中でも温暖化への影響が最も大きいとされる二酸化炭素の濃度を増加させないことが重要です。地球上の二酸化炭素循環の中では、森林が吸収源として大きな役割を果たしています。(参考:林野庁HP)

注)ここに掲載されていますイラストの著作権は、THINKING ECOにあります。転載はお断りいたします。