2008年7月20日日曜日

電気自動車

夕方の番組「夢の扉」で紹介されていました究極のエコカー「エリーカ」には、インホイールモーター、リチウムイオン電池、回生ブレーキなどの多く技術が凝縮されているようですね。

時速370kmで走り、加速性にも優れた「エリーカ」は、タイヤのホイールに取り付けたモーターで車輪を回しています。「エリーカ」の8つ車輪すべてが駆動輪、全輪駆動車なのです。4輪駆動車が雪道でも走れるように、運動性能が良く、加速も良いのです。これはインホイールモーター方式と呼ばれ、トヨタやホンダなどの車でも採用されています。

電気自動車には電池(バッテリー)が欠かせません。日産自動車とNEC、トヨタ自動車と松下電器産業、独フォルクスワーゲン(VW)と三洋電機、三菱自動車と電池大手ジーエス・ユアサコーポレーションなど、自動車大手と電機大手が組んで、「エコカー」向けのリチウムイオン電池の開発・販売に力を入れています。

次に回生ブレーキです。回生ブレーキというのは、電気自動車やハイブリッドカーなどで用いられる電気ブレーキのことです。
例えば、自転車でブレーキをかけると、車輪とブレーキパッドの間に「摩擦熱」が発生しますね。「運動エネルギー」から「熱エネルギー」にエネルギーが形を変えることで、自転車は止まります。しかし、電気自動車では、摩擦熱のような形でエネルギーを捨ててしまうのではなく、電気エネルギーという形でバッテリーに回収しています。このエコロジーなシステムが回生ブレーキです。
ちなみに、2007年デビューの新型新幹線N700系は、必要なブレーキ力の全てを回生ブレーキでまかなっているそうです。新幹線はエコトレインといわれる所以ですね。

最後に、「エリーカ」は1回の充電で300kmは走れるそうです。「エリーカ」も三菱の電気自動車「iMiEV」も夜間電気を使うと1kmあたり1円で走るそうです。

ガソリンスタンドでガソリンを入れるように、短時間で充電が可能になれば、移動範囲も広がり、普及にも拍車がかかるのでしょうね。